パワープレート®を用いた スクワットは上半身の筋力も向上させる | Power Plate Japan

要約:
● 足から身体の上方への振動の伝達によって上半身の筋力を向上させることができる。
● 振動するパワープレートを用いてスクワット姿勢でトライセプスエクステンションを行うと、一定時間に実施できるトライセプスエクステンションの回数
と平均運動速度の両方が向上する。

緒言:
近年、アクセラレーション トレーニングTM がどのように様々なフィットネスやウェルネスを向上させるかの研究が進んでいる。この種の研究の多くは、プラットフォームからの振動によって得られる下肢の刺激に重点を置いている。
本研究の目的は、振動が足から身体の上方に伝達された場合、様々な振動設定が上半身に及ぼす影響を解析することである。エルボーエクステンションエクササイズのセット中の一定時間に実施できるレップ数、平均速度および主観的運動強度を評価した。

方法:
活動的な一般人(recreationally a ctive)と分類される20 名の学生が本研究に参加した。各参加者は、パワープレートを用いてハーフスクワットで立った状態でプーリーケーブルマシン上でエルボーエクステンションを行った(図1 を参照)。参加者は3 回のテストセッション(1 週間間隔)中にエルボーエクステンションを行った。

各テストセッションは以下のいずれかの条件で実施した。
● High :パワープレートを50Hz・High に設定した。
● Low :パワープレートを30Hz・Low に設定した。
● 対照:パワープレートをオフにした。

各テストセッション時にこれらの条件をランダムな順序で用いた。テストセッション中に研究者がエルボーエクステンションのレップ数および平均速度を測定した。5 レップ後に研究者が参加者に主観的運動強度を1(極めて容易)から10(極めて過酷)のスケールで採点させた。

結果:
図2 に示すように、参加者はHigh とLow の振動条件では対照条件より有意に多いレップ数をこなすことができた。しかし、High 設定とLow設定の間ではレップ数に有意差は認められなかった。

図3 は、High 群がLow 群および対照群より有意に速い平均速度でエルボーエクステンションを行ったことを示している。

結論:
本研究の結果、High 群(14.2%)およびLow 群(12.5%)のレップ数が対照群より有意に多かったことから、足からの振動がエルボーエクステンション能力の付加刺激となると結論される。

平均速度はHigh 群(16.4%)のみが有意に早く、パワー
プレートの振幅設定がHigh だとLow 設定より神経筋活動が活発になることがわかる。
レップ数と平均速度のどちらも向上させるという振動の効果は、いくつかのレジスタンストレーニングにとって非常に重要と考えられる。それは、レジスタンスエクササイズの総量(レップ数)およびキネマティクス(速度)が筋力および筋力レジスタンストレーニングによる順応の重要な刺激と考えられているからである。

フィットネス専門家は、パワープレートの使用時に高い設定(50Hz、High)を利用して筋力の状態の改善を図ることができる。

これらの結果は、直接的な振動を加えずに上半身運動を行った場合でも改善が可能であることを意味することから、上半身振動の利用を拡大させるもの
である。

 

*パワープレートは(トレーニング機器であり)医療機器ではありません。