パワープレート®を用いたストレッチはストレッチ単独より柔軟性を向上させる | Power Plate Japan

要約:
● パワープレートを用いたストレッチはストレッチ単独
より可動域を増大させる。

● この方法は、すでに高い柔軟性を持つトップアスリートが可動域をさらに増大させるために有効と考えられる。

緒言:
体操、フィギュアスケート、ハードル走などのスポーツでは、アスリートが達成できる可動域(ROM)によって能力と安全性の両方が決定される。可動域がわずかに増大してもパフォーマンスの向上が達成され、1 位と2位の差として現れる可能性がある。本研究の目的は、ストレッチエクササイズ中に振動を加えると振動なしに行うストレッチと比較して柔軟性が向上するかどうかを明らかにすることである。

方法:
若いトップクラスの男性体操選手(平均年齢10.7 歳)が本研究に参加した。
各参加者は前後開脚(右脚・左脚前後開脚)の状態で2 種類のエクササイズを行った。最初に前脚をプラットフォームに乗せ(図1 を参照)、次に後脚をプラットフォームに乗せた(図2 を参照)。パワープレートを45秒間30Hz Lo w に設定し、参加者は振動ありと振動なしの条件で1 回の前後開脚を行った。
振動のオン/ オフの順序および左脚/ 右脚の順序はランダムに決定した。

定規の横で前後開脚を行って床からの高さを測定することによって、参加者の前後開脚柔軟性(可動域)を測定した(図3 を参照)。各ストレッチ状態の前と後に同じ研究者が測定を行った。

結論と考察:
振動条件でストレッチを行った場合に可動域が増大
するという本研究結果は、この研究グループが実施した他の同様の研究結果と合致している。
Sands et al(. 2006)1は、10名の若い男性体操選手を対象
に実施した別の研究において、前後開脚柔軟性の急速な構造的改善を明らかにした。この研究では、トレーニングを積んだ男性体操選手では振動が静的ストレッチで得られるレベル以上の可動域の増大を達成する有望な手段となりうると結論している。

この研究から、4週間のストレッチエクササイズ(週5回)
が柔軟性の構造的改善をもたらし、その結果としてパフォーマンスの改善をもたらすことも明らかになった。

Sands et a l. の別の研究(2008)2 は、研究参加前から優れた柔軟性があった女性シンクロナイズドスイミング選手を対象に実施された。この研究からも、振動ありでのストレッチ後のパッシブ前後開脚柔軟性の著しい改善が明らかになった。
これらのすべての研究結果は、すでに高い柔軟性を持つアスリートであってもパワープレートを用いたストレッチエクササイズが柔軟性を向上させることを
示している。

パワープレートはすでに優れた柔軟性を持つ人に対しても柔軟性および可動域を向上させる効果を示すと考えられる。


参考文献

1.Sands, W.A., J.R. McNeal, M.H. Stone, E.M. Russell, and M. Jemni. Flexibility enhancement with vibration: Acute and
long-term. Medicine & Science in Sports & Exercise. Vol. 38(4), pp: 720-725. 2006.
2.Sands, W.A., J.R. McNeal, M.H. Stone, W.L. Kimmel, G.G. Haff, and M. Jemni. The effect of vibration on active and
passive range of motion in elite female synchronized swimmers. European Journal of Sport Science. Vol. 8(4), pp:
217-223. 2008.

*パワープレートは(トレーニング機器であり)医療機器ではありません。