パワープレート を用いたトレーニングによって 筋力と跳躍高は増大する | Power Plate Japan

要約:
1. パワープレートは少なくとも従来型レジスタンストレーニングと同程度に効果的に筋力を増大させる。

2. パワープレートがもたらす筋力増大はプラセボ効果によるものではない。

3. パワープレートは身体の知覚認識と機能、力発生および垂直跳び高(筋パワーの基準)を増進する。

4. 事前にトレーニングを積んでいない被験者がパワープレートトレーニングを行っても有害な副作用は生じなかった。彼らはトレーニングを楽しみ、疲労
困憊することはなかった。

5. 肯定的な結果により、筋力トレーニングに関心がないまたは実施できない集団に対する治療にパワープレートトレーニングを使用することが望ましい
ことが示唆された。多くの環境における健康増進のための安全、積極的、効果的な介入が可能になるかもしれない。

以上から、日常生活動作の強化を望む多くの集団に関して極めて肯定的な結果が認められた。パワープレートトレーニングの有用性は本試験で対象としたトレーニングを積んでいない健常被験者だけにあるわけではない。筋力を付けたい、または維持したい人や、実生活における動作を向上させたい人にも有用である。

高齢者、外傷後の患者、リハビリ患者および運動選手といった多くの集団が、パワープレートの上に立って簡単かつ効果的な運動を行うことによって利益を得るであろう。

4 つの試験群:
トレーニングを積んでいない被験者67名を4 群に分け、週3 回12 週間エクササイズを行った。

1. パワープレート群のみがパワープレートを使用した。周波数35~ 40 Hz でランジやスクワット等の立位での膝伸筋エクササイズを行った(図3を参照)。

2. プラセボ群は垂直正弦波振動を生じないように設定したパワープレートを用いた。被験者は振動は感じたが、運動効果を引き出さないごくわずかな振動
であった。実施したエクササイズはパワープレート群と同じであった。

3. レジスタンストレーニング群はウォーミングアップと膝伸筋エクササイズを2 つの従来型筋力トレーニング機器を用いて行った。

4. 対照群はトレーニングプログラムに参加しなかった。

結果:
パワープレート群では膝伸筋の等尺筋力が16.6%、大腿四頭筋の動的筋力が9.0%、垂直跳び高が7.6% 増大した。
副作用の報告はなかった。ほとんどの被験者は振動負荷を楽しく、疲れるものと感じたが、激しいあるいは疲労困憊するトレーニングとはとらえなかった。
プラセボ群にはプラセボのパワープレートを用いたが、筋力や筋パワーの増大は得られなかった。この群は垂直振動負荷が生じないパワープレート上で同じ立位膝伸筋エクササイズを行った。
レジスタンストレーニング群では等尺筋力が14.4% 増大し、動的筋力が7.0% 増大したが、筋パワーおよび垂直跳び高に変化は認められなかった。
対照群ではどの測定値も増大しなかった。

結論:
パワープレートトレーニングは筋力を増大させる有効なトレーニング刺激であることが証明された。
また、パワープレートのアクセラレーション トレーニングTM は激しい運動をほとんど必要とすることなく楽しめる一方で、レジスタンストレーニングや瞬発力トレーニングによって生じる生物学的適応と類似の適応を引き起こすと思われる。

パワープレートは特に負荷には耐えられないが筋力増大が有用となる特殊集団に対して、過剰な負荷による危険を伴うことなく、筋力および筋パワートレーニングの利点を提供する。パワープレートはあらゆる筋力トレーニング環境での使用に、またさまざまな集団での使用に適していると思われる。

本試験の結果は、リハビリ患者や高齢者および筋力トレーニングに関心がないまたは実施できない集団の筋パフォーマンスを高める可能性を示し、パワープレートの治療分野での大きな可能性を示唆している。また、パワープレートは、筋力および垂直跳び高の増大から示唆されるように、運動選手のパフォーマンスを増進させる可能性もある。

*パワープレートは(トレーニング機器であり)医療機器ではありません。