ユーザー紹介・導入事例

パワープレート®導入による時間短縮で選手の総合的なパフォーマンス向上を目指す。奥野 景介様 早稲田大学 水泳部 総監督 教授

― 有名選手も多く110年以上の伝統ある名門水泳部なので、練習内容にとても興味があります。もしよろしければ、最近のトレーニング傾向を教えてください。

奥野 景介
早稲田大学 水泳部 総監督 教授

現在、高強度トレーニングが注目されています。高強度トレーニングとは対象の筋肉をめいっぱい使い、できるだけ限界まで筋肉を追い込む練習です。例えば、実際のレースと同じ速度や、それ以上のスピードで練習を行う割合を増やす試みに取り組んでいます。「どうすればより高強度なトレーニングができるのか」ということに、私自身も関心が高まっています。

― パワープレートを使用してみようと思ったきっかけはなんでしょうか?

先ほどお話した高強度トレーニングを実践するには、筋温を高めたり関節の可動域を広げたりといった、大きな筋力を出す準備が必要です。通常はその準備を行うために時間をかけて行うのですが、パワープレートで同様の効果が短時間で得られれば、より効率的にトレーニングが行えます。そのため、導入してみようと思いました。

― 実際にどのような使い方をしているのですか?

現在はスタート練習に活用しています。スタート練習前にスタート時と同じポーズでパワープレートを使い、ハムストリングや臀筋(でんきん)を中心に活性化してからトレーニングしています。スタート、さらにはターンする際もですが、泳ぎ出しの初速が上げられる「蹴る」筋力はとても重要です。従来より短時間で下肢の筋肉が持つ力を発揮する準備ができるので、密度の高い練習が可能となります。

― トレーニング前に活用されているのですね。練習後はどうでしょう?

練習後も使っています。トレーニング後は硬くなった筋肉をほぐすためストレッチをしますが、その際にもパワープレートを活用しています。有酸素運動でクールダウンしてからストレッチをし、足りない部分をトレーナーがマッサージで補う一連のルーチンがあります。そのルーチンの中で、トレーナーのマッサージを待っている間に、パワープレートで選手自ら筋肉の緊張を取れれば、その分回復時間の短縮につながります。選手にも好評です。

― 先ほどから「時間短縮」というキーワードが出ているように思います。
時間短縮によって、どのようなことが変わりましたか?

一例を出すと、練習後のストレッチの時間を短縮できれば、速やかな栄養補給にあてることが可能です。これはメリットだと感じています。消耗したエネルギーの補給は、できるだけ早いほうが好ましいですからね。いままで15〜20分かけていたストレッチと同様の効果をパワープレートで数分で補えることが出来れば、その時間をほかのことに使えます。そういった意味で、総合的にトレーニングの効率が上がったと思います。

― 今後パワープレートをどのように使ってみたいですか?

今考えているのは、試合当日での活用です。大会ですと午前と午後のレースがあり、身体を動かすための準備と泳いだ後のケアを1日に2度することもしばしばです。過密スケジュールのなかでもパワープレートをとりいれることで、1日のうち計4回の時間短縮ができるので、選手がより良いコンディションで試合に臨める可能性があります。選手によっては、数十分間に続けざまにレースをする場合もありますので、回復や次レースの準備時間をいかにコンパクトにするかは重要です。また、大会によっては、レースが夜間におよぶケースもあります。レース後の選手の回復過程を短縮できれば、その分睡眠時間を確保できます。夜に試合が終わって、そこからクールダウンして夕飯を食べて、マッサージを受けて…。寝るのが深夜になっちゃいますから、いろんな可能性を探りたいと考えています。

奥野 景介

早稲田大学 水泳部 総監督 教授
1965年岡山県出身。
1984年のロサンゼルス五輪をはじめとして、多くの日本代表経験を持つ。2002年に早稲田大学スポーツ科学学術院教授に着任。同時に、2002年より水泳部競泳部門監督として選手指導にあたり、2009年からは同部総監督に着任。2008年北京オリンピックコーチ、2009年ユニバーシアードヘッドコーチなど、日本代表コーチを歴任している。

*あくまでも個人の感想であり、効能・効果を示すものではありません。
*掲載の機種はpro5HPです。